スウェーデンのサッカー男子ナショナルチームの情報
※W杯期間中、随時更新予定!
※情報が古かったり不正確であったりする可能性があります。(最終更新日:2026年6月23日)
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祝 FIFAワールドカップ2026出場!
FIFAワールドカップ(W杯)2026で、日本と同じグループFに入ったスウェーデンチームの情報をまとめました。
スウェーデンと言えば、ウィンタースポーツの印象が強いかもしれませんが、サッカー人気は根強く、国民的スポーツになっています。
2026年6月時点でのFIFA世界ランキングでは、日本より下位ですが、過去を振り返ると、世界ランキング2位(1994年11月)を記録したり、ワールドカップで準優勝(1958年スウェーデン大会)するなど、立派な実績を残しています。
1. FIFAワールドカップ2026本戦
◆グループステージ
スウェーデンは、日本、オランダ、チュニジアとともに、グループFに入りました。スウェーデンの試合については、以下の通りです(日付は現地のもの)。
- 2026年6月14日 スウェーデン 5 ― 1 チュニジア
- 2026年6月20日 オランダ 5 ― 1 スウェーデン
- 2026年6月25日 日本 ? ― ? スウェーデン ※日本時間6月26日08:00キックオフ
出典:
FIFA公式サイト
(最新の情報は、FIFA公式サイトをご覧下さい)
◆スウェーデンでの日本チームに関する報道(記事の見出し)
スウェーデン国内では、グループステージのライバルである日本について、遠藤航選手の離脱、オランダ戦の土壇場での同点劇、森保ジャパンの欧州戦不敗神話、
チュニジア戦の大勝、チュニジア戦の判定(本田の2ミリ)、日本-スウェーデン戦の展望などが報道されています。
初戦前:
- Mardrömsbesked för Sveriges VM-motståndare 『スウェーデンのW杯対戦相手にとって、悪夢のニュース』
(オンライン新聞Nyheter24の記事、2026年6月11日)
※遠藤航選手の離脱を伝えた記事
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オランダ戦後:
- Japan fick med sig ett sent kryss mot Nederländerna 『日本、オランダ相手に終盤で引き分けに持ち込む』
(テレビ局SVTの記事、2026年6月14日掲載、6月15日更新)
- Japans osannolika facit mot europeiska lag: ”Blir svårt för Sverige” 『日本の対欧州戦の驚異的な戦績:「スウェーデンにとって厳しい戦いに」』
(テレビ局SVTの記事、2026年6月14日掲載、6月18日更新)
- Chock för Nederländerna – Japan stal poäng 『オランダに衝撃、日本が勝ち点を奪う』
(新聞Dagens Nyheterの記事、2026年6月15日)
- Japan räddade poäng med sen kvittering mot Nederländerna 『日本、オランダ相手に終盤の同点ゴールで勝ち点確保』
(スポーツメディアSportnyhet Sverige ABが運営するサッカーワールドカップ報道サイトVM-fotboll.seの記事、2026年6月15日)
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チュニジア戦後:
- Se upp Sverige! Japan storspelade mot Tunisien: ”Oroväckande” 『警戒せよスウェーデン! 日本がチュニジアを圧倒、不気味だ』
(テレビ局SVTの記事、2026年6月21日)
- Japanska ilskan efter storsegern – petar ner Sverige” 『日本、大勝するも不満、スウェーデンの順位を押し下げる』
(夕刊紙Expressenの記事、2026年6月21日)
※「本田の2ミリ」など日本-チュニジア戦の判定を巡る疑義を紹介
- Så ska Sverige knäcka Japan: ”Måste få in en nolltolerans” 『スウェーデンの日本攻略法:一切の隙を見せるな』
(テレビ局SVTの記事、2026年6月21日)
※「本田の2ミリ」「VARルームは、もう夏休み」
FIFAワールドカップ2026の日本対チュニジア戦の前半10分、上田綺世選手のシュートが相手GKにかき出され、ノーゴールと判定された場面について、スウェーデンでも報道されました。
日本では、本田圭佑氏の「2ミリぐらい入ってたと思う」というコメントが、「本田の2ミリ」として話題になりました。
スウェーデンの夕刊紙Expressenの記事では、この名言が、Den var inne med två millimeterと、スウェーデン語に翻訳されています。
Expressenの記事では、この他にも、上田選手がぺナルティエリア内で倒されたものの、VAR介入なしでノーファウルと判定された場面にも言及があります。
記事によれば、この判定について、スウェーデンのテレビ局SVTのスタジオで、解説者が「VARルームは、もう休暇に入っているかも。もうすぐ7月だし。」
(VAR-rummet kanske är på semester redan. Det är ju snart juli.)との名言を残したようです。
◆日本戦を控えたスウェーデンメディアの状況分析
グループステージ突破に向け、予断を許さない状況のスウェーデンでは、日本戦が近づくにつれ、自国チームの分析に加え、日本代表チームに関する報道も増えています。
- Så blev fotbollen stor i Japan
『サッカーが日本で大きな存在となった訳』(ラジオ局SRのレポート、2026年6月21日)
- 日本でサッカーはほとんど無名のスポーツであったが、わずか数十年で、2番目に人気のスポーツになったとの紹介で始まり、人気や実力が急速に高まった理由を、埼玉スタジアなどで探り、11分間にわたって、じっくり解説しています。
1993年Jリーグ発足、2002年日韓W杯開催・ベスト16進出、JFA2005年宣言(2050年までにW杯優勝を目指す)などの歴史的経緯の説明に続き、日本特有の育成システムである学校の部活動に着目し、指導者や生徒に取材をしています。
さらに、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一氏にもインタビューし、日本でサッカーが急速に強化された要因として、規律正しく勤勉で、他人を見倣うのも得意といった国民性が挙げられるとする同氏の見解を紹介しています。
- Så går Sverige vidare till 16-delsfinal – trots storförlusten
『大敗したものの、スウェーデンはこうすれば決勝トーナメント進出』(新聞Göteborgs-Postenの記事、2026年6月21日)
- 日本がチュニジアに勝利し、スウェーデンがグループ3位に後退したことを受け、スウェーデンでは、同国の決勝トーナメント進出確率が盛んに報道されています。
この記事でも、米国メディアThe Athletic(The New York Times傘下のスポーツ専門サイト)が算出している確率を引用し、スウェーデンの決勝トーナメント(ベスト16を決める試合)への進出確率が93%だと伝えています。
2位以内に入る可能性は必ずしも高くないものの、今大会は3位でも決勝トーナメントに進める可能性があるため、グループステージ突破の可能性は高いと受け止められています。
さらに、オランダ戦後にGraham Potter監督が「我々はまだ生き残っている」(Vi lever fortfarande)、「成長過程の一部だ」(Det är en del av utvecklingen)などと述べたことも伝えられています。
同監督はまた、守備面の改善の必要性に言及し、日本戦に向け、「守備と攻撃のバランスを正しく整えること」(balansen mellan försvar och anfallsspel. Att få det rätt)を課題に挙げたとのことです。
- Gyökeres ser fram emot VM-rysaren: ”Rolig match”
『Gyökeres、W杯の大一番を心待ち 「楽しみな試合だ」』(新聞Hallands Nyheterの記事、2026年6月21日)
- この記事では、日本戦を前に、スウェーデン代表の選手たちの声が紹介されています。
特に、記事の見出しにもある通り、エースストライカーのViktor Gyökeres選手の声も紹介されています。
彼は「プレーしがいのある試合になるだろうし、多くのものが懸かっている。楽しみだ。」(Det blir en rolig match att spela, och mycket som står på spel. Det blir kul.)とコメントしています。
スウェーデン代表の選手たちは、概ね、日本は簡単には勝てない相手だが、でも勝機は十分にあり、戦うのが楽しみだと感じているようです。
なお、Viktor Gyökeres選手の名前は、「ヴィクトル・ギェケレシュ」などとカタカナ表記されることが多いようですが、「ヴィクトル・ヨ―ケレス」(ヴィとヨーにアクセント)の方が、本来の発音に近い気がします。
確かにヨーはもっと微妙な音ではありますが、わざわざ本来の発音からは遠い「ギェケレシュ」という早口言葉を作らなくても良いかなと思います。
2. FIFA世界ランキング
2026年6月11日付のFIFA世界ランキングでは、スウェーデンは38位(6月21日時点の暫定ランキングで36位)で、18位(同16位)の日本を下回っていますが、過去には高順位も記録しています。1993年8月以降の最高順位は2位(1994年11月)、最低順位は45位(2015年3月)です。
1993~2025の各年の最終順位は以下の通りです。

出典:
Svenska Fotbollförbundet (スウェーデンサッカー協会)
(最新の順位は、
FIFA公式サイトをご覧下さい)
3. FIFAワールドカップ2026本選出場までの軌跡
スウェーデンにとって、ワールドカップ2026本戦出場を決めるまでの道のりは平たんではなく、2026年3月31日になって、ようやく滑り込みで本戦の切符をつかみました。
欧州予選の最中には、Jon Dahl Tomasson監督が2025年10月14日に解任され、Graham Potter新監督が、2025年10月20日付で就任しました。
出典:
Svenska Fotbollförbundet (スウェーデンサッカー協会)
◆欧州予選グループB
欧州全体で12の予選グループに分かれて実施され、各グループの最上位の国が自動的に予選突破で、本選出場となりました。スウェーデンはグループBで、スイス、コソボ、スロベニアと戦い、勝敗は下記の通りでした。
この結果、スウェーデンはグループ4位に終わったため、この時点での予選突破とはなりませんでした。
- 2025年9月5日 スロベニア 2 ― 2 スウェーデン
- 2025年9月8日 コソボ 2 ― 0 スウェーデン
- 2025年10月10日 スウェーデン 0 ― 2 スイス
- 2025年10月13日 スウェーデン 0 ― 1 コソボ
- 2025年11月15日 スイス 4 ― 1 スウェーデン
- 2025年11月18日 スウェーデン 1 ― 1 スロベニア
出典:
Svenska Fotbollförbundet (スウェーデンサッカー協会)
◆欧州プレーオフ・パスB
プレーオフは、本選出場を決めていない国々(予選各グループ2位だった国々と、UEFAネーションズリーグ2024-25上位の国々)が4つのグループに分かれて実施されました。
各グループのトーナメントを勝ち抜いた国が予選突破で、本選出場となりました。
スウェーデンは、予選グループBでは最下位に終わったものの、ネーションズリーグの成績で救われ、プレーオフに出場できました。
プレーオフでは、アルバニア、ポーランド、ウクライナと同グループ(パスB)となり、見事、準決勝、決勝と勝ち進み、ワールドカップ本選出場をつかみ取りました。
- 準決勝(2026年3月26日) ウクライナ 1 ― 3 スウェーデン
- 決勝(2026年3月31日) スウェーデン 3 ― 2 ポーランド
出典:
Svenska Fotbollförbundet (スウェーデンサッカー協会)
4. FIFAワールドカップでの過去の成績
スウェーデンは、2026年大会が13度目の本戦出場となりました。過去には、自国開催した1958年に2位、1950年と1994年に3位になるなど、ベスト8に7回入っています。
- 1930年(ウルグアイ):出場せず
- 1934年(イタリア):8位
- 1938年(フランス):4位
- 1950年(ブラジル):3位(銅メダル)
- 1954年(スイス):出場せず
- 1958年(スウェーデン):2位(自国開催で銀メダル)
- 1962年(チリ):出場せず
- 1966年(イングランド):出場せず
- 1970年(メキシコ):9位
- 1974年(西ドイツ):5位
- 1978年(アルゼンチン):13位
- 1982年(スペイン):出場せず
- 1986年(メキシコ):出場せず
- 1990年(イタリア):21位
- 1994年(アメリカ):3位(銅メダル)
- 1998年(フランス):出場せず
- 2002年(日本・韓国):13位
- 2006年(ドイツ):14位
- 2010年(南アフリカ):出場せず
- 2014年(ブラジル):出場せず
- 2018年(ロシア):7位
- 2022年(カタール):出場せず
出典:
Svenska Fotbollförbundet (スウェーデンサッカー協会)
5. 雑学
- 「ワールドカップ」はスウェーデン語でvärldsmästerskapと言い、VM(ヴェーエム)と略されます。världが英語のworld(ワールド、世界)に相当します。
världとworldとで似ていますが、スウェーデン語ではアルファベットのwは外来語など特殊なケースにしか現れず、通常はvが使用されます。
このため、worldのwもスウェーデン語ではvになります。världの直後のsは「~の」の意味です。
mästerskapは英語のchampionship(チャンピオンシップ、選手権)に相当します。
もう少し細かく見ると、前半のmästerの部分は、英語のmaster(マスター、名人)と似ていますが、実際、mästareとすると英語のmasterやchampion(チャンピオン、優勝者)に相当します。
さらに、後半のskapは、英語の抽象名詞を作る接尾語shipに相当します。
このように、スウェーデン語単語と英単語とで、共通点が多々ありますが、スウェーデン語では、「ワールドカップ」ではなく、「ワールドチャンピオンシップ(世界選手権)」という表現が使われるのが特徴的です。
- 「サッカー」はアメリカではsoccer、イギリスなどではfootballと呼ばれていることはよく知られていますが、スウェーデン語ではfotbollと言います。
細かく見ると、fotが英語のfoot(フット、足)に相当し、bollが英語のball(ボール、球)です。英語とかなり似ていますが、発音には注意が必要です。
スウェーデン語では、母音を長く発音する(長母音)か短く発音する(短母音)かは、母音の直後の子音字の数に依存し、原則、1文字なら長母音、2文字なら短母音になります(正確には、アクセントの位置なども関係)。
fotのoは、後ろの子音字がtの1文字だけなので長母音で、「フート」という感じになります。一方、bollのoは、後ろに子音字lが2文字あるので短母音で、「ボル」という感じになります。
これらをつなげると、fotbollは「フートボル」となり、英語のfootball(フットボール)とは、母音の長短が逆になります。
- ワールドカップ2026年大会は、スウェーデン語でFotbolls-VM 2026 i USA, Kanada och Mexikoのように呼ばれています。
fotbollsのsは「~の」の意味で、i USAのiは英語のinに相当します。
Kanada(カナダ)とMexiko(メキシコ)のスペルを英語のCanada、Mexicoと比較すると、英語でcのところが、スウェーデン語ではkになっています。
スウェーデン語では、wと同様、cも限られた場合にしか現れず、kの方が多く登場します。
なお、「スウェーデン」はスウェーデン語でSverige(スヴァリエ) と言い、ここでも、英語(Sweden)で用いられるwがvになっています。
ちなみに、「日本」はスウェーデン語でも英語と同じくJapanですが、発音は「ジャパン」ではなく「ヤーパン」(「ヤー」にアクセント)という感じです。
「米国」を意味するUSAも、発音は英語とは違い、「ウーエスアー」という感じになります。
6. 情報源