このページでは, スーパー楕円(ラメ曲線)とギーリス曲線について, 数学的な観点から解析します.
スーパー楕円において, 指数pの値を変化させると, pの値が小さいときには, 内側に凹んだ形をしています. pの値を大きくしていくと, 少しずつ膨らんでいき, p=1でひし形になります. その後も膨らみ続け, p=2で楕円となります. そして, p=5/2のとき, 楕円より少し膨らんだ形になりますが, この形が北欧デザインでは多様されています. さらにpの値を大きくしていくと, p→∞の極限で, 長方形に「収束」します. 「収束」とあえて括弧書きにしましたが, 図形に対する収束の概念を数学的に定義することで, 長方形への収束を厳密に証明できます.