愛媛大学解析セミナー

愛媛大学解析セミナーでは, 解析学に関わる話題について講演を予定しています.

今年度前期は, 金曜の15時半から不定期で開催致します.

皆様のご参加をお待ちしております.

次回のセミナー

第228回解析セミナー
日時 6月13日(金) 15:30〜17:00
場所 愛媛大学 理学部2号館3階 第4演習室(309)
講師 津田谷 公利 (弘前大学)
題目 Global existence and blow up of solutions of time derivative nonlinear wave equations
要旨
一様等方宇宙モデルを背景時空とした,時間微分のべき乗型非線形項をもった波動方程式の初期値問題を考える.この方程式は,伝播速度が時間に依存する変数係数消散型波動方程式である.ここでは,まずドジッター時空における波動方程式を一般化させた場合について考え,時間大域解存在の結果を紹介する.次に,反ドジッター時空における方程式を一般化させた場合について考察を行う.本講演は,若杉勇太氏(広島大学)との共同研究に基づく.

第229回解析セミナー
日時 6月27日(金) 15:30〜17:00
場所 愛媛大学 理学部2号館2階 大演習室(201)
講師 谷口 晃一(静岡大学)
題目 Boundedness of composition operators on Besov spaces with higher regularity
要旨
本講演では, 1次元ユークリッド空間上のBesov空間において合成作用素の有界性の問題を考える. Besov空間の微分可能性の指数 $s < 1$ の場合は, この問題はすでに広く研究されており, Bourdaud-Sickel (1999) などの先行研究によって有界性が成立するための必要十分条件が明らかにされている. 一方, $s > 1$ の場合には理論が未発展であり, 依然として未解決の問題が残されている. 本講演では, 特に $s > 1 + 1/p$ ($p$ は可積分性の指数) の場合において, 合成作用素が有界になるための必要十分条件を与える. 本講演は池田正弘氏 (大阪大学/理化学研究所) および石川勲氏 (京都大学) との共同研究に基づく.


今後の予定
7/18(金) 砂川 秀明 (大阪公立大学)
7/25(金) 川越 大輔 (京都大学)