最終更新日: 2010年7月20日
日時: | 7 月 28 日(水) 16:40 〜 18:10 | ||||||
場所: | 愛媛大学理学部数学棟2階 大演習室 | ||||||
講師: | 鈴木 貴 氏(大阪大学・基礎工学研究科) | ||||||
題目: | 循環するハミルトニアン 〜 相互作用の階層 | ||||||
要旨: | Smoluchowski-Poisson 方程式は粒子密度の時間変化に関する数理モデルで,輸送・カイネティック理論から導出され,物性物理学,高分子化学,細胞生物学,天体物理学などで用いられる.Toland
双対によってその定常状態は Onsager の点渦平均場方程式と同等であり,そこでは量子化された爆発機構が観察される.本講演では空間2次元の非定常
Smoluchowski-Poisson 方程式における質量量子化の証明,関連する数理的対象,およびその背景となる物理原理について述べる. 1. 主結果 2. 変分構造 3. 爆発解析 - 階層的議論と部分正則性 4. 弱解とスケール極限 - 非定常質量量子化
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※通常の曜日・時間とは異なりますので注意してください.
※第73回解析セミナーは数学談話会との共同開催です.