最終更新日: 2010年4月14日
日時: | 4 月 23 日(金) 15:00 〜 16:00 |
場所: | 愛媛大学理学部数学棟2階 大演習室 |
講師: | 吉川 周二 氏(愛媛大学・理工学研究科) |
題目: | On a quasilinear shape memory alloy system with temperature dependent specific heat |
要旨: | Falk-Konopka 型の形状記憶合金方程式は,Kelvin-Voigt 型の多次元熱粘弾性方程式と同様にして導出される.ここでは,この形状記憶合金方程式の比熱が温度に依存する場合で,特に比熱が温度について線形増大する場合の方程式を考える.低温でのエントロピーの振る舞いを指定する熱力学第三法則を,この比熱は満たす.本講演では,この方程式の時間大域解の一意存在と定常状態の安定性について紹介する. |
※第68回解析セミナーは数学談話会との共同開催です.