日時: 5 月 27 日(金) 15:00 〜 場所: 愛媛大学理学部数理科学棟2階 大演習室 講師: 中野史彦 氏(高知大学・理学部) 題目: ランダムシュレディンガー作用素のスペクトルのゆらぎについて 要旨: ランダムシュレーディンガー作用素の固有値のなす点過程の体積無限大の極限の 下での振舞いを考えたい.d 次元格子上のランダムポテンシャルを持つシュレーディンガ ー作用素の場合,この点過程はポアソン点過程に弱収束することが南就将氏(筑波大学) により示されているので,より一般の場合にこの問題を考える.本講演では,途中経過報 告として,この点過程の収束先が無限分解可能な点過程であることを論じる.