最終更新日: 2009年11月13日
日時: | 11 月 27 日(金) 第1部: 15:00 〜 15:50 第2部: 16:10 〜 17:00 |
場所: | 愛媛大学理学部数学棟2階 大演習室 |
講師: | 松本 敏隆 氏(広島大学・理学研究科) |
題目: | 第1部: 複素 Ginzburg-Landau 方程式の Lp 適切性 第2部: 抽象 Besov 空間における臨界補間不等式 |
要旨: | 第1部: 複素 Ginzburg-Landau 方程式の時間大域解の存在と一意性については,Ginibre-Velo,Mielke,Okazawa-Yokota 達によって Lp 空間において示されているが,いずれも p ≧ 2 または p = 2 の制限がついている.本講演では,1 < p < 2 の場合も込めて Lp 空間における時間大域的適切性への Lipschitz 作用素半群による接近法を紹介する. (田中直樹氏との共同研究) 第2部: Brezis-Galloet-Wainger の不等式や Beal-Kato-Majda の不等式などの対数項を含む補間不等式,ならびにこれらを Besov-Triebel-Lyzorkin 空間における臨界補間不等式へと拡張したものは,解の一意性,正則性の証明などに応用されている.本講演では,抽象 Besov 空間における臨界補間不等式への拡張について論じる. (小川卓克氏との共同研究) |
※第1部は数学談話会との共同開催です.