最終更新日: 2007年4月5日
日時: | 4 月 27 日(金) 15:00 〜 |
場所: | 愛媛大学理学部数学棟2階 大演習室 |
講師: | 森本 宏明 氏(愛媛大学・理工学研究科) |
題目: | 非線形楕円型方程式の粘性解とその滑らかさ |
要旨: | RN 上の線形楕円型方程式の解を確率的な観点から取り扱うと伊藤の公式によって粘性解になっている.次に,Dirichlet 問題の古典解と粘性解の一意性によって,その粘性解の滑らかさが導かれることを説明する.非線形の場合には,Hamilton-Jacobi-Bellman 方程式が興味の対象となるが,線形に対応する類似の結果が得られる.この方法は変分不等式についても通用することを解説する.また,放物型の場合への適用について言及する. |