最終更新日： 2006年12月21日
| 日時： | 1 月 26 日（金） 15:00 〜 |
| 場所： | 愛媛大学理学部数学棟２階 大演習室 |
| 講師： | 杉山 由恵 氏（津田塾大学・学芸学部） |
| 題目： | On Quasi-linear Keller-Segel System |
| 要旨： | 数理生物学における単細胞アメーバであるタマホコリカビの集中現象や，化学物質の発散過程を考察するには非線形拡散方程式が重要な役割を演ずる．我々は線形熱方程式やポーラスメディア方程式を第１次近似としてとらえ，その高次近似をも考慮にいれた Keller-Segel system を主要な対象とする．本講演では，半線形方程式に対する解析的手法では扱えない退化型準線形方程式について，時間大域解の存在・爆発に関する非線形臨界指数を調べるとともに，その漸近挙動を考察したい． |